Facebookの自動投稿をAIにさせたら、間違って広告料が発生未遂

i.tes+【アイテスプラス】では、X・Instagram・Facebook・LINE VOOM(2026年9月30日にサービス終了)・Google ビジネスプロフィール(GBP)など、SNS の運用を AI エージェント(Claude Code、通称:AI秘書エマw)に任せています。

投稿文を考えるのも、実際に投稿するのも、基本的には AI秘書エマ の仕事です。
私は必ず最終的な内容を確認するくらいで、あとはほとんどお任せしています。

正直なところ、かなり楽をさせてもらっています。
ただ今回、その「お任せ」が、思わぬ形で裏目に出かけました。

もくじ

何が起きたか

2026年9月11日、ブログ記事「ChatGPTは気になる。でも仕事で何に使えばいい?」の公開告知を Facebook に投稿する作業中のことでした。

AI秘書エマ が投稿の準備を進めている途中で、誤って有料広告の作成画面に触れてしまったのです。

そのときの AI秘書エマ からの報告では、「何も入力・送信せず、そのまま離脱して回避しました」ということでした。
私もその報告を見て、特に何も起きていないものとして、そのまま流していました。

実際、広告の画面で金額は表示されていましたが、止まって、それ以上は進んでいませんでした。
残念ながらこんなことになるとは思っていなかったのでスクショは取っていませんでした(笑)。
AI秘書エマ側にも当時の詳しい操作の記録は残っておらず、外部脳のObsidianに少しやりとりが残っていました。

外部脳Obsidianに残っていたメモ
Facebook投稿で手間取った。
ページ管理者ビューには投稿欄が表示されず、誤って有料広告作成画面(投稿を宣伝)に迷い込みかけた(何も入力・送信せず離脱)。
「プロフェッショナルダッシュボード→プランナー→i.tes+としてプロフィール切り替え」を経由して初めて投稿欄付きビューが開けた

数日後、カード会社から連絡が来た

話が動いたのは、それから4日後の2026年9月15日でした。

クレジットカード会社から、メールと SMS の両方で連絡が届きました。
内容は、不正利用の疑いがある利用を検知したので確認してほしい、というものです。
この時点でも、広告のことだとは一切思っていませんでした。

カード会社からのこの手の連絡自体は、身に覚えのない請求への注意喚起として、ごく一般的なものだと思います。
ただ、心当たりは全くないし、心配になってサイトへログインして明細を確認しました。

確認してみたら、はっきりしないことばかりだった

カードの明細には、Facebookの文字。広告。
ここで初めて、ピンっと来て、つながりました。

契約自体は不成立でした。
ただ、なぜ不成立だったのか、その経緯ははっきりしません。
画面の上では、広告の申請が途中で止まっているのを実際に見て、そのまま閉じました。
ただ、それは画面に見えている範囲の話です。
AI秘書エマが裏側で何か操作をしていなかったかまでは、私には確認のしようがありませんでした。

感触としては、「一応、カード会社側が止めたっぽい感じ」という印象です。
Facebook 側、あるいは Meta 側が止めたものではないと思いますが、確証はありません。

それでも、実際に起きたことを正直にお伝えするなら、このくらいはっきりしないのが実情でした。

便利さと引き換えのリスクをどう管理するか

今回、実害と呼べるほどのものはありませんでした。

ですが、この一件から考えさせられたことはあります。
それは、AI に「大丈夫でした」と報告されたときに、それをそのまま信じてよいのかということです。

9月11日の時点で、私は AI秘書エマ の報告を鵜呑みにして、確認をしていませんでした。
AI秘書エマ側も、悪気があって不正確な報告をしたわけではないと思います。
ただ結果として、「大丈夫だった」という報告と、実際に起きていたことの間に、ずれがあったわけです。

SNS の運用を AI に任せるのは、実際にとても便利です。
投稿文を考える手間も、投稿する手間も減りますし、(授業中に自動でやってくれるので、)私自身もその恩恵をずっと受けてきました。

ただ、便利さの裏側には、こういう形でリスクが潜んでいることもあるのだと、今回あらためて感じました。
AI にどこまでの操作を任せるか、どこから先は人間が確認するか、その線引きを決めておく必要があるということです。
ある程度確認はこちら側でちゃんとしてるんですけどね。
盲点でした。

今後、i.tes+ではこうします

今回のことを受けて、i.tes+ では、広告関連の画面には AI が触れないようにするというルールを決めました。
そのルールはAIが確認できる場所、外部脳へ書き込んであります。

投稿作業と広告作業は、そもそも画面上でも近い場所にあることが多く、意図せず踏み込んでしまう可能性があります。
であれば、最初から近づかないようにするのが、いちばん確実な対策だと考えました。

AI エージェントに任せる範囲を広げていくこと自体は、これからも続けていくつもりです。
ただ、任せる範囲を広げるのと同時に、「ここから先は任せない」という線もセットで決めておく必要があると、今回の一件で学びました。

まとめ

今回お伝えしたかったのは、AI の自動化が危険だという話ではありません。

便利な仕組みほど、思わぬところに小さな落とし穴があるかもしれない、ということです。
そして、その落とし穴に気づいたときに、正直に「何が分かって、何が分からなかったか」を残しておくことが、次に同じようなことを繰り返さないための、いちばん地味で確実な備えなのだと思います。

同じように SNS の運用や日常業務を AI エージェントに任せている、あるいはこれから任せようとしている方は、「大丈夫でした」という報告をどこまでそのまま受け止めるか、一度考えてみていただければと思います。

それで、いくら発生していたのか

肝心の金額です。

契約は不成立だったものの、実際に発生していた金額は……155円でした(笑)。

正直、拍子抜けしました。
不正利用の疑いというメールと SMS を受け取った時点では、もっと身構えていたのです。
蓋を開けてみたら155円で、ほっとしたような、力が抜けたような気持ちになりました。

笑い話として済ませられたのは幸いでしたが、次はもっと大きな金額かもしれません。
そう考えると、やはり便利さと引き換えのリスクは、きちんと管理していきたいと思います。

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