最近、こんな教材をつくっていました。(教室の日常から)
最近、Kids Lab -”つくる”を体験できる場所- で保護者さんから
「小学生のプログラミングって、どんなことするんですか?」
と聞かれることがあります。
実はこの記事を書いている今日も、レッスン用の新しい教材をカタカタ作っています。
これは少し前の話ですが、「ゴッホ展、行こうかな…」なんて思っていたんですが、気づいたら事務所で色カルタ(プログラミング用の教材)を作っていました(あるある)。
Kids Labの空気感ってすごく良いんです。
「つくってみたい」
「動かしてみたい」
「ちょっと失敗したけど直したい」
っていう、子どもの自然な気持ちがそのまま学びにつながる感じ。
今日は、「新教材の裏側」と「大事にしている考え方」を、できるだけ日常の言葉でまとめてみます。
「気になるけどまだ様子見…」という方に、ちょっと安心してもらえたらうれしいです。
小学生向けプログラミングで、大事にしていること
よく聞く声、だいたいこの2つです。
・「小学生からプログラミングって必要なんですか?」
・「ゲームばかりになりませんか?」
この気持ち、すごく分かります。
だからこそ、Kids Labでは最初に“立ち位置”をちゃんと決めています。
私たちがやりたいのは、「コードを書かせたい」よりも、「考える時間を一緒につくりたい」ということ。
ゲームを作ること自体がゴールではありません。
ゲームづくりの裏側にある、
・まず試す
・ちょっとずれる
・じゃあ直してみる
・もう一回やってみる
この往復運動を、何度も何度も経験すること。
そして、「失敗しない」ことより、失敗しても大丈夫な場所を増やすこと。
Kids Labでよく見るんですが、子どもって「うまくいかない」ときほど、実はめちゃくちゃ頭を使っています。
その“頭を使っている時間”を、ちゃんと味方にしたいんです。
プログラミングと数学は、じつはよく似ています
共通しているのは「筋道を立てて考えること(難しくいうとロジカルシンキング)」
実は私、数学が好きで大学でも勉強していたんです。
だからこそ余計に感じるんですが、プログラミングと算数(数学)は、「数字をたくさん使うから」というよりも、「筋道を立てて考える」という部分がとてもよく似ています。
算数の文章題って、いきなり式を書かないですよね。
まず状況を整理して、「何が分かっていて」「何を求めたいのか」を考えて、式を順番に組み立てていきます。
プログラミングも同じで、いきなり”むずかしいコード”を書くのではなく、
- 最初に「何をさせたいか」を決める。
- そこまでの道のりを、小さな命令に分ける。
- それを順番に並べて、動かしてみる。
この流れで進みます。
だから、算数が得意・苦手というよりも、「考えを順番に並べる練習」をしている感覚に近いんですよね。
考えた「筋道」が、その場で動くのがプログラミング
違うところは、考えた筋道が、その場で”動き”として返ってくるところです。
計算なら「答え」が出ますが、プログラミングは画面が反応します。
思った通りに動かなかったら、すぐ分かります。
・クリックしたのに反応しない
・正解なのに「不正解」になる
・お題の色が変わらない
こういう”ズレ”が出たときに、「どこを直す?」を一緒に探していきます。
これは「正解/不正解」をジャッジされるテストというより、ちょっとした謎解き遊びに近い感覚です。
(Kids Labの“試して直してまた試す”の感じにも、すごく似ています)
今日つくっていた”新しい教材”は、こんな内容です
例)指定された色を探してクリックする「色カルタゲーム」
今回つくっていたのは、ざっくり言うと「色カルタ」の教材です。
実際に動くものはこちらからのぞいてみてください👇
https://scratch.mit.edu/projects/1269415137/

画面上部に大きなタイルでお題の色が表示されます。
下に並んだカードの中から同じ色を探してクリック。
正解なら「正解」と表示されてそのカードが消えます。
不正解なら「不正解」と表示されて、上のタイルが別の色に変わります。
全部のカードを消したらクリア!
シンプルに見えますが、プログラムを作る側(子どもたち)には、こんな「考えるポイント」が仕込まれています。
・お題の色を大きなタイルで表示する
・クリックした色が合ってるか判定する
・正解なら「正解」と表示して、そのカードを消す
・不正解なら「不正解」と表示して、上のタイルの色を変える
・全部消したらクリア!
「ゲームを遊ぶ」より、”ゲームのルールを自分で作る”のが、この教材の面白さです。
「正解ってどうやって判定する?」
「不正解のとき、お題はどう変える?」
「全部消えたって、どうやって判定する?」
こんな会話が自然に出てくるのを狙っています。
つまずきポイントと、声かけのイメージ
つまずきやすいのは、だいたいこの辺り。
・クリックしているのに反応しない
・正解なのに「不正解」になる
・お題の色が変わらない
ここで大事なのは、こちらがすぐ答えを言わないこと。
代わりに、こんな声かけをします。
・「いま”どこまで”は合ってたと思う?」
・「判定してる場所、ここかな?って思うところある?」
・「お題を変えたいのは、いつのタイミング?」
この前も、ある子が正解の色を押しているのに「不正解」が出てしまって。
最初は「えー!なんで!?」って笑ってたんですが、「いまコンピュータの中では、”正解”は何色になってる?」って聞いたら、急に真顔になって画面を見つめて…。
見てみたら、お題は”青”なのに、プログラムの中では”水色”を見ていました。
そこを直して実行したら、ピタッと正解。
その「うわ!いけた!!」って顔。
見てるこっちまで嬉しくなります。
これって、「正解を教えてもらった」じゃなくて、“自分で原因を見つけた”経験なんですよね。
子どもたちにとっての「楽しい」の中身
子どもたちの「楽しい!」って、”最初からうまくいった”だけじゃないんですよね。
この過程そのものが、いちばんの学びになっています。
だから私たちも、正解だけじゃなくて、そこにたどり着くまでの“道のり”ごとほめたいと思っています。
うまくいかなかったことを、笑いながら話せる教室。
「失敗しても大丈夫」が、ちゃんと空気としてある場所。
Kids Labは、そういう場でありたいです。
保護者さんにお伝えしたいこと
「勉強の先取り」ではなく「考える経験を増やす場」として
プログラミングって聞くと、「将来エンジニアに…?」みたいな話になりがちですが、Kids Labはそこを目的にしていません。
どんな進路でも役に立つ、“考える力”の練習としてのプログラミング。
算数が得意でも苦手でも、「試してみる → 違ったら直す」に慣れておくことは、すごく価値があります。
むしろ、苦手意識がある子ほど、”テストっぽくない数学体験”としてハマることもあります。
お家での関わり方のヒント
お家では、ぜひ「できた?」だけじゃなくて、
・「どんなふうに動かしたの?」
・「どこでつまずいたの?」
・「次はどう変えてみたい?」
こんなふうに聞いてみてもらえると嬉しいです。
理由はシンプルで、過程を言葉にすると、子どもの中で考えが整理されるから。
それに、「失敗も含めて聞いてくれている」と感じると、子どもって安心して、次のチャレンジに向かえます。
ちなみに、プログラミング教育についてのアンケートを実施しています。
よろしければ、ぜひご回答ください😊
【Kids Lab特集】小学生プログラミング教育についてのアンケート(ご家庭向け)
https://www.ites-plus.com/questionnaire-for-house/

体験してみたい方へ|お問い合わせのご案内
今回ご紹介したようなオリジナル教材は、Kids Labの小学生向けプログラミング(+School)の中で、少しずつ取り入れていく予定です。
教材はストックをたくさん用意しているので、お子さんのレベルや進む速度に合わせて柔軟に変えています。
また、「うちの子、そもそも”つくる体験”が好きかも」という方も、ぜひKids Labのページをのぞいてみてください。
お子さんの”好き”の方向性が見えてくることもあります。
「うちの子にはどんな進め方が合いそう?」
「まずは一度、体験させてみたい」
など気になることがあれば、ホームページのお問い合わせフォームか、公式LINEからお気軽にご相談ください。
かしこまったご相談でなくても、「プログラミング気になっています」くらいのひと言からで大丈夫です😊
詳しくはこちらもご覧ください。
🔗 Kids Labとは:https://www.ites-plus.com/about_kidslab/

🔗 小学生プログラミング:https://www.ites-plus.com/school-programming/

🔗 プログラミング教育(学校・教員対象):https://www.ites-plus.com/support-programingschool/

アンケートへのご協力もお待ちしています。
ご家庭の方も、学校・教職員の方も、ぜひお気軽にご回答いただけると嬉しいです。
【Kids Lab特集】小学生プログラミング教育についてのアンケート(ご家庭向け)
https://www.ites-plus.com/questionnaire-for-house/

【Kids Lab特集】小学生プログラミング教育についてのアンケート(学校・教職員向け)
https://www.ites-plus.com/questionnaire-for-school/

参考URL
・Kids Lab(”つくる”を体験できる場所):https://www.ites-plus.com/about_kidslab/
・小学生プログラミング:https://www.ites-plus.com/school-programming/
・プログラミング教育(学校・教員対象):https://www.ites-plus.com/support-programingschool/
・お問い合わせフォーム:https://www.ites-plus.com/contact/
・公式LINE:https://page.line.me/jih7962a
・i.tes+公式サイト:https://www.ites-plus.com/
・色カルタゲーム(Scratch):https://scratch.mit.edu/projects/1269415137/

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